住吉大社「初辰まいり」と「みのりまいり」へ|4社めぐりと御神米のおにぎり

住吉大社初辰まいり

先日6月11日、大阪の住吉大社(すみよっさん)へ「初辰まいり」に行ってきました。住吉大社そのものについては「初辰まいり」と6月の参拝計画でご紹介したので、今回は、この日ならではの「初辰まいり」と「みのりまいり」にしぼってお話しします。

ふだんとは雰囲気が違って、出店が並び、スーツ姿の男性も多くてにぎやか。商売をされている方が多いんだなと、その光景からも伝わってきました。

「初辰まいり」って何?毎月最初の辰の日のお参り

初辰(はったつ)まいりとは、毎月最初の辰の日に行うお参りのこと。「はったつ」が「発達」に通じることから、商売の発達や家内安全を願う風習だそうです。

住吉大社では、この日に4つの社を順番にお参りするのが習わし。

  1. 種貸社(たねかししゃ):1番参り。「願いの種」を授かります
  2. 楠珺社(なんくんしゃ):2番参り。「願いの発達」を祈ります(招福猫で有名な「はったつさん」)
  3. 浅澤社(あさざわしゃ):3番参り。芸事や美容の願いに福を
  4. 大歳社(おおとししゃ):4番参り。願いの成就を

しかもこの4社めぐりは、4年間(48回)続けると願いが叶うとされていて、これは「四十八辰(しじゅうはったつ)=始終発達」の語呂合わせなんだとか。昔の人の言葉遊びの心、なんだか素敵ですよね。

初辰まいり日にち

楽しみは、楠珺社の「招福猫」集め

楠珺社といえば、かわいい招福猫(しょうふくねこ)。初辰まいりのたびに少しずつ授かって、48体集めると満願成就——というのが、続けるモチベーションにもなっています。

この招福猫、実は手の左右で意味が違うんです。一般に、左手を挙げた猫は「人を招く(家内安全・お客招き)」、右手を挙げた猫は「お金を招く(商売発達)」と言われています。わが家では、前々回に右手の招福猫、前回は宝船に乗った招福猫を授かっていたので、今回は左手の招福猫をお迎えしました。左右+宝船の3体がそろって、玄関に並べて飾っています。少しずつ増えていく猫たちを眺めるのが、最近の小さな楽しみなんです。

この日は「一粒万倍日」=「みのりまいり」の日でもありました

そしてこの6月11日は、暦の上で縁起がよいとされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。一粒の種が万倍にも実る、という意味の吉日です。住吉大社では、初辰の日と一粒万倍日が重なる特別な日に、「みのりまいり」が行われるんです。せっかくなので、私は初辰まいりとみのりまいり、両方してきました。

「みのりまいり」は、籾種が御神米になるまでの“実り”の旅

みのりまいりは、ご祈祷ではなく、お米が実っていく過程をなぞるように社をめぐる、ちょっとユニークなお参りでした。

まず籾種(もみだね)をいただき、めぐっていく中で稲穂に、そして最後には御神米(ごしんまい)へと“交換”していきます。一粒のお米が実っていく流れを、自分の足でたどっていくようで、とても新鮮な体験でした。

そして何より特別だったのが、いただいた御神米を、その日のお昼にさっそくご飯に炊いて、おにぎりにしていただいたこと。「一粒万倍の御神米」と思うと、いつものごはんが何倍もありがたく感じられて。シンプルな塩むすびが、しみじみおいしかったです。

まとめ

住吉大社の初辰まいり・みのりまいりのポイントです。

  1. 初辰まいりは毎月最初の辰の日:種貸社→楠珺社→浅澤社→大歳社の4社を順にお参り
  2. 「始終発達」を願う風習:4年(48回)続けると満願
  3. 一粒万倍日に重なる日は「みのりまいり」:籾種→稲穂→御神米と実りをたどり、御神米でおにぎりを

暦の吉日や昔ながらの風習を体で味わうと、日々の暮らしがちょっと豊かになる気がします。初辰まいりの詳しい内容は住吉大社 公式「初辰まいり」、最新の様子は住吉大社 公式Instagram(@sumiyoshitaisha_shrine)でも見られますよ。皆さんも、お近くの吉日のお参り、探してみてくださいね。


本記事は参拝時点の個人の体験にもとづくものです。初辰まいり・みのりまいりの実施日や授与の内容は変更されることがあります。おでかけの際は、住吉大社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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