痛風とは|原因・プリン体を避ける食事・発作時のケアを解説

痛風

「痛風(つうふう)」——名前は聞いたことがあっても、実際にどんな病気かは意外と知られていないかもしれません。実はわが家の夫が、この痛風もち。年に数回、軽い発作が出るのですが、今回はいつもより長引いていて、足の親指が腫れて革靴も履けない状態です。

私は登録販売者として市販薬のご相談を受けることがありますが、痛風は市販薬でどうにかなるものではなく、治療は医療機関が基本の病気です。この記事では、そんな痛風について「そもそもどんな病気なのか」「食事とどう関係するのか」「発作が出たときのおうちでのケア」を、わが家の体験を交えながら、やさしくお伝えします。同じように、ご家族や自分の痛風と向き合っている方の参考になればうれしいです。

痛風ってどんな病気?

痛風は、血液中の「尿酸(にょうさん)」が高い状態が続くことで起こる病気です。増えすぎた尿酸が結晶になって関節にたまり、あるとき突然、激しい痛みの発作を起こします。足の親指の付け根に出ることが多いと言われ、「風が吹いても痛い」というのが名前の由来だとか。それくらい、とにかく痛いのだそうです。

この痛みのすごさは、私も忘れられません。実は私の父も痛風もちで、長男の出産で里帰りしていたとき、父にひどい発作が起きたことがありました。足首から先が真っ赤にパンパンに腫れて、立って歩くこともできず、家の中を這って移動していたんです。結局、私の運転で急いで病院へ——あの光景を見て、「痛風って、こんなに大変なんだ」と痛感しました。

夫の発作は父ほどではないものの、それでも歩くのがつらそう。身近な家族が二人も痛風だと、他人事ではないなあと感じています。

なぜ食事が関係するの?プリン体と尿酸のこと

尿酸のもとになるのが、「プリン体」という物質です。プリン体は体の中でも作られますが、食べ物からも取り込まれ、分解される過程で尿酸になります。だから、プリン体の多い食事が続くと、尿酸が増えやすくなると言われているんですね。

プリン体が多いとされるのは、レバーなどの内臓、白子、干物、一部の魚介類など。そしてビールをはじめとするアルコールも、尿酸を上げやすいとされています。困ったことに、うちの夫はレバー・青魚・魚卵が大好物。まさに好きなものが、控えたい食品と重なってしまっているんです。

そこで今、わが家ではプリン体をなるべく避ける食事を心がけています。大好きなレバーや青魚はぐっと我慢してもらって、水分をしっかりとる、食べすぎ・飲みすぎに気をつける、といったことをコツコツと。とはいえ、何をどれだけ控えるかは体質や状態によって違うので、くわしくは主治医や管理栄養士さんに相談しながら進めるのがいちばんです。

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発作が起きたときの、おうちでのケア

痛風の発作が出てしまったとき、病院にかかるまでの間におうちでできることもあります。わが家で気をつけているのは、次のようなことです。

まず、痛むところを冷やすこと。発作中の関節は炎症を起こしているので、温めたりもんだりすると、かえってつらくなることがあります。マッサージや入浴で温めるのは避けて、保冷剤などでやさしく冷やすのが、わが家の定番です。

そして、患部を心臓より少し高くして休むこと。夫も、寝るときに足の下にクッションを入れて、少し高くして横になっています。あとは、安静にして無理に歩かない水分をしっかりとる発作中はお酒を控えること。

痛み止めについては、注意が必要です。痛風の発作のときは、自己判断で市販の痛み止めを使う前に、医師・薬剤師に相談してください。薬によっては、痛風には向かないものもあります。「登録販売者として」というより、家族としても、ここは慎重にしてほしいと思っています。

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いちばん大切なのは、医療機関での治療

ここまでおうちでのケアをお話ししてきましたが、いちばん大切なことをお伝えします。痛風は、医師の診断・治療が基本の病気です。市販薬やセルフケアだけで治すものではありません。

痛風の治療では、発作をしずめるお薬や、尿酸を下げるお薬が使われることがあります。とくに尿酸を下げるお薬は、発作が治まっても、自己判断でやめないことがとても大切だと言われています。痛みが引くと「もう大丈夫」とやめたくなりますが、尿酸が高い状態が続くと、発作をくり返したり、体のほかの部分に影響が出たりすることもあるそうです。

夫も、痛いときだけでなく、ふだんから主治医の指示を守るように——と、そばで見ている私も声をかけています。つらい発作を減らすためにも、気になる症状があれば早めに受診し、治療を続けること。これが、家族としていちばん伝えたいことです。

まとめ

痛風について、ポイントを3つにまとめます。

  1. 痛風は尿酸が高い状態が続いて起こる、激しい痛みの病気:足の親指の付け根に出やすい
  2. プリン体の多い食品・アルコールは控えめに、水分はしっかり:食事の見直しは主治医と相談しながら
  3. 発作時は冷やして安静に。でも治療の基本は医療機関:尿酸を下げる薬は自己判断でやめない

大好きなものを我慢するのは、本人も家族もちょっとさみしいものですが、つらい発作を思えば、いまが踏ん張りどき。わが家も、無理なく続けられる工夫を探しながら、夫の体をいたわっていきたいと思います。同じように頑張っている方、一緒にぼちぼちいきましょうね。

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免責事項

本記事は一般的な情報提供と個人の体験をまとめたものであり、病気の診断・治療や、医薬品の効能・効果を保証するものではありません。痛風は医療機関での診断・治療が必要な病気です。症状や体質には個人差があります。治療・服薬・食事については、必ず医師・薬剤師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。

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