今日は、夫と一緒に一冊の「エンディングノート」を始めました。終活というと少し重たく聞こえますが、わが家にとっては「お互いを安心させるための作業」。今日はそのきっかけと、書いておきたいこと、続けるコツをまとめてみます。
きっかけは「通帳がない時代」の不安
始めようと思ったのは、夫婦の何気ない会話からでした。
「私たちの世代って、ネット銀行とか新NISAとかiDeCo口座とか、通帳がないものが多いよね。もしものとき、お互いにどこに何があるか分からなくなっちゃうかも……」
昔は通帳や保険証券が引き出しにあれば把握できましたが、今は資産がスマホやネットの中。**「見えない資産」**が増えた今だからこそ、元気なうちに書き出しておこう、ということになりました。
書く項目は想像以上!主な内容
いざページをめくってみると、記入項目が想像以上にたくさんあってびっくり。主にこんな内容でした。
- 銀行口座・ネット銀行・クレジットカード
- 証券口座(NISA・iDeCoなど)、保険
- 定期購入やサブスクの契約状況
- スマホ・パソコン・各種IDの情報
- 入院・介護が必要になったときの希望
- お葬式や、相続人のこと
「これはなかなかの大仕事!」と夫と顔を見合わせてしまいました。でも、最近始めたFP3級の勉強がさっそく役立ちそうで、ちょっとワクワクもしています(お金の整理の話は「税金と年金の「壁」」や「主婦がFP3級に挑戦」にも書いています)。
知っておきたい「遺言書との違い」
ひとつ大事なのが、エンディングノートには法的な効力がないということ。希望や情報を自由に書き留めておくものなので、相続を法的に有効な形で残したい場合は、別途「遺言書」が必要になります。遺言書には民法で決められた形式があり、エンディングノートとは役割が違うんですね。
「自分の財産を誰にどう遺すか」を法的に有効な形で残したいときは、法務局で自筆の遺言書を預けられる自筆証書遺言書保管制度などもあります。終活の進め方や記入の参考には、法務省・日本司法書士会連合会のエンディングノート(PDF・公式)がわかりやすいので、のぞいてみてくださいね。
無理なく続けるコツ
項目が多いので、一度に全部書こうとすると疲れてしまいます。私は「今日は銀行口座だけ」というように、一日ひと項目ずつ進めるようにしています。鉛筆で書けば、状況が変わってもあとから直せて気楽。年に一度、お正月や誕生日など「見直す日」を決めておくと、情報が古くならずに済みます。
そして、書き上げたら保管場所を家族に伝えておくことも大切。せっかく書いても、ありかが分からなければ意味がないですからね。わが家も、子どもたちに「ここに全部まとめてあるからね」と、いずれ伝えて安心させてあげたいなと思っています。
まとめ
エンディングノートを始めて感じたことです。
- 「通帳がない時代」だからこそ書き出す:ネット銀行・NISA・サブスクなど見えない資産を整理
- 遺言書とは別物(法的効力はない):法的に残したいことは遺言書で
- 一日ひと項目ずつ+保管場所を家族に共有:無理なく、でも確実に
終活というより、「夫婦仲良く健康で長生き」するための前向きなお守り。時間をかけて、ふたりで納得のいく一冊に仕上げていきたいです。皆さんは、万が一のときの「家族への情報共有」、どうされていますか?
本記事は個人の体験と一般的な情報をまとめたもので、相続・法務の専門的な助言ではありません。遺言や相続の正確な手続きは、法務省・法務局の公式情報や、専門家(弁護士・司法書士など)にご確認ください。
ゆるっとGO! 
