じめじめ暑い季節になると気になるのが、子どもや孫の「あせも」。気づくと首やひじの内側に赤いポツポツ……ということ、ありますよね。今回は登録販売者の視点で、「そもそもあせもって何?」というところから、暮らしの工夫やケア用品の選び方まで、やさしくまとめてみました。
そもそも「あせも」って何?
あせも(汗疹/かんしん)は、汗の通り道(汗管)が詰まってしまうことで起こる肌トラブルです。たくさん汗をかいたとき、汗がうまく外に出られず、皮膚の中にたまって炎症やプツプツを起こす——というイメージですね。
汗管が詰まる深さによって、いくつかのタイプがあると言われています。
- 水晶様汗疹:ごく浅いところで詰まるタイプ。透明な小さな水ぶくれで、赤みやかゆみは少なく、清潔にしていると数日で落ち着くことが多い
- 紅色汗疹:いちばん多いタイプ。赤いプツプツとかゆみが出る。かきこわすと悪化しやすい
汗をかきやすい首まわり・ひじやひざの内側・背中・おむつまわりなどにできやすいのが特徴です。
いちばんの予防は「汗をためない」
あせもケアの基本は、なんといっても汗をためないこと。わが家でも、孫のあせも対策として、こんな暮らしの工夫をしています。
- こまめに汗を流す・拭く:汗をかいたら、シャワーでサッと流すか、やわらかい濡れタオルでそっと押さえるように拭く(ゴシゴシはNG)
- 通気のよい服を選ぶ:綿など吸湿性のよい素材で、ゆったりめに。汗をかいたら早めに着替える
- 室温・湿度を整える:エアコンや除湿で、汗をかきすぎない環境に
- やさしく洗って清潔に:よく泡立てた石けんで洗い、すすぎ残しのないように。洗ったあとはやさしく水分を拭く
「汗をかいたらリセットする」を習慣にするだけで、肌トラブルはぐっと起きにくくなると感じています。
市販のケア用品、選び方のポイント
ドラッグストアには、あせもまわりのケア用品がいろいろ並んでいます。登録販売者として、選ぶときのポイントをお伝えしますね(あくまで一般的な目安です)。
まず、低刺激・無香料・アルコールフリーなど、肌にやさしい設計かをチェック。子どもや赤ちゃんに使うものは、対象年齢や使える部位の表示を必ず確認してください。かゆみやプツプツが気になるときの塗り薬(市販薬)もありますが、ステロイドを含むものは顔やおむつまわりへの長期使用に注意が必要とされるものもあります。パッケージや添付文書をよく読み、迷ったときは薬剤師や登録販売者に「子ども(赤ちゃん)に使いたい」と伝えて相談すると安心です。
なお、昔ながらのベビーパウダーは、つけすぎると逆に汗管を詰まらせてしまうこともあると言われるので、使うなら薄く、清潔な肌に、が基本です。
こんなときは皮膚科へ
セルフケアで様子を見ても、次のようなときは、早めに皮膚科(子どもは小児科でも)を受診するのがおすすめです。
- 1〜2週間ケアしても良くならない、悪化していく
- 赤みやかゆみが強い、かき壊してじゅくじゅく・黄色いかさぶたができている(とびひの可能性)
- 眠れないほどかゆがる、発熱をともなう
かき壊すと「とびひ(伝染性膿痂疹)」に広がることもあるので、ひどいときは自己判断せず、専門家にゆだねるのがいちばんです。赤ちゃん・子どものあせもについて詳しくは、皮膚科専門医監修の田辺ファーマ「赤ちゃん・子どもの『あせも』対策と予防法」もわかりやすいですよ。
まとめ
あせもの予防とケアのポイントです。
- あせもは汗管が詰まって起こる肌トラブル:赤くかゆい「紅色汗疹」が多い
- 予防の基本は「汗をためない」:こまめに流す・通気・清潔・着替え
- 市販品は低刺激&表示を確認、ひどい場合は皮膚科へ:かき壊しは「とびひ」に注意
汗をかくのは健康な証拠。上手にリセットしながら、子どもも大人も気持ちよく夏を過ごしたいですね。
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本記事は、登録販売者の知識をもとにした一般的な情報で、特定の製品の効果・効能や治療効果を保証するものではありません。症状や肌質には個人差があります。気になる症状がある場合や、乳幼児に使う場合は、医師・薬剤師・登録販売者などの専門家にご相談ください。
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