義父の三回忌をお寺で営みました|真宗大谷派(お東)の作法を知る

焼香

先日、お寺で義父の三回忌を営みました。前回は「平服」のことを書きましたが、今回はお寺での法要を通して知った、わが家の宗派「真宗大谷派」のことと、知っておくと安心な作法をまとめてみます。同じ宗派の方や、法事に参列する方の参考になればうれしいです。

真宗大谷派(お東)って、どんな宗派?

真宗大谷派は、親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗の一派で、本山は京都の東本願寺。同じ浄土真宗でも、西本願寺を本山とする「本願寺派(お西)」に対して、「お東」と呼ばれて親しまれています。

となえるのは「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」のお念仏。「阿弥陀さまのはたらきによって救われる」という教えで、お焼香などの作法にも、その考え方が表れているのが特徴です。

お焼香は「2回」、額におしいただかない

法要で戸惑いやすいのがお焼香。真宗大谷派には、はっきりとした作法があります。

  • お香をつまむ回数は2回(本願寺派=お西は1回なので、ここが違います)
  • つまんだお香は、額におしいただかず、そのまま香炉にくべる
  • お焼香のあと、ご本尊に向かって合掌し、「南無阿弥陀仏」ととなえる

他の宗派でよく見る「お香を額の高さにおしいただく」動作をしないのが、浄土真宗の特徴なんですね。私も以前は何となく額に運んでいたので、「そうだったんだ」と勉強になりました。お線香も、立てずに火をつけて横に寝かせる(寝線香)のが作法です。数珠は略式のものでかまいません。

「ご冥福をお祈りします」は使わないって本当?

もう一つ、知っておくと安心なのが言葉づかい。浄土真宗では、「亡くなった方はすぐに阿弥陀さまのお力で浄土に往生し、仏となる」と考えます。そのため、一般によく使われる「ご冥福をお祈りします」「草葉の陰」「天国で」といった表現は、教えにそぐわないとされ、使わないのが基本なのだそうです。

では何と言えばいいかというと、「心よりお悔やみ申し上げます」「哀悼の意を表します」などが無難。知らないと使ってしまいがちなので、頭の片隅に置いておきたいですね(このあたりは宗派の考え方によります)。

作法は「地域・お寺」で異なります

ここまで一般的な作法をまとめましたが、細かな作法は地域やお寺、ご家庭によって異なることもあります。私自身、迷ったときはお寺のご住職や年長の方に教えていただいて、その通りにするのがいちばん安心だと感じました。形式そのものより、「故人を偲ぶ気持ち」を大切に、というのが根っこにあるのだと思います。宗派について詳しくは真宗大谷派(東本願寺)公式サイト、数珠の持ち方や「清め塩を使わない」など作法のQ&Aは東本願寺 真宗会館「よくあるご相談」(公式)が参考になりますよ。

まとめ

真宗大谷派(お東)の法要で知っておきたいことです。

  1. 親鸞聖人が宗祖、本山は東本願寺:となえるのは「南無阿弥陀仏」
  2. お焼香は2回・額におしいただかない:本尊に合掌してお念仏。お線香は寝かせる
  3. 「ご冥福」は使わない:「お悔やみ申し上げます」などを。作法は地域・お寺で確認を

身内だけの静かな三回忌でしたが、作法を一つひとつ確かめながら手を合わせる時間は、義父をゆっくり偲ぶ大切なひとときになりました。法要の服装については「三回忌の『平服』って何を着る?」にも書いています。お義父さん、また会いに行きますね。


本記事は、参列した個人の体験と一般的な情報をまとめたものです。法要の作法・言葉づかいは、宗派・地域・お寺・ご家庭によって異なります。正確な作法は、菩提寺のご住職やご年長の方にご確認ください。

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